★甘い砂糖★sweet sugar
ドンッ
その音と同時に
あたしとその人はおもいっきり
尻餅をついた
「痛った…」
『す、すいません!』
怒ってるよね〜…
「柚梨じゃん!」
え??
あたしのこと知ってる??
顔を上げると
『咲也!!ごめんね!痛かったよね??』
「全然大丈夫、柚梨は大丈夫??」
『あたしは全然!』
咲也はあたしの首を
じっと見て
「これ……怪我?」
あ……
なんて言えば?
怪我ではないし…
『怪我じゃないよ!』
「じゃ、つけなくて良くね?外しても良い?」
いや……
それは困る!
『だ、だめ!』
「何で??」
『とにかくだめなの!』
「だから何で?」
あたし達はそんな会話で一点張りだった
「別に外して良くね?」
明らかに咲也とは違う
低い声
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