★甘い砂糖★sweet sugar





「だったら何で泣いてんだ?」





泣いてる?
頬っぺをなぞってみると


冷たいものが流れいた




「えっと…これは……」


「無理すんな、言いたいこと言え」




言えるわけないよ


重たい彼女とか思われたら嫌だもん











「ペットの犬が死んじゃったの…」



今思えばこんな嘘
つくんじゃなかったって思う




「そっか…そのペットのことよっぽど好きだったんだな」


と言って
あたしの頭を優しく撫でてくれた







あたしは駿に嘘をついた罪悪感と
ホントにあたしで良いのかという
不安感で涙が止まらなかった





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