★甘い砂糖★sweet sugar
ガンッと女の胸倉を掴んでたたき付けた
「痛っ‥‥」
女は身を震わせて俺を見上げる
でもそんなことに気使う余裕はねえ
「ナメてんのか?」
どんどん頭に血が昇る
「そんなんじゃない!ナメてなんかない!!本当に思ってんの!!!!何で‥何であたしじゃダメなの!!??」
笑える
「は?お前みたいな女より柚梨の方が何倍も良い女なんだよ」
女は負けじと反論してくる
「駿、海外行っちゃうんでしょ?しかもあの子には言ってないんだよね?それってあの子の事信用してないんだよ!!!!!」
女は張り裂けるくらいの声を出した
俺の腕が振り上がった
「駿ダメ!!!!!!!!!」
柚梨が思いっきり叫んだ
ガンッ
俺の拳はそいつの顔の
隣の壁を殴っていた
「もう黙れ。何も喋らず帰れ」
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