★甘い砂糖★sweet sugar
柚梨¨side
駿は腹わたが煮え繰り返ったような顔と今までに見たことないどこか悲しそうな顔をしていた
「ばっかじゃない!?もう、好きにすれば!?」
女は駿を突き飛ばして足速と帰って行った
私を庇ってビショビショになった駿の背中は何故か遠くに感じた
この状況でどうやって声をかければ良いのかわからない
沈黙を破ったのは中谷先輩だった
「よしっ、事も済んだしあたし帰るわ!じゃあね柚梨、駿!」
ちょっ‥‥‥‥‥
この状況で私たちを残して帰る!!?
待ってくださいよー!!!!
そんな言葉も虚しく先輩は帰ってしまった
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