★甘い砂糖★sweet sugar
「きゃっ‥‥!」
覗こうとしたことが間違いだった今更、気づいても遅いけど‥
あたしの腕を掴んで脱衣所に連れ込んだ駿は勝ち誇ったような顔をしている
「ちょっ‥‥話してよっタオル‥はい!」
と言って駿の胸に押さえ付ける
‥‥‥‥‥あれ?
タオルが濡れた感じがしない
下に向けていた頭を少しずつ上げると
「引っかかったな♪」
とニタニタ笑いの駿
嵌められた‥‥!
「もうっ、ばか!」
あたしだけ
あたしだけいつも余裕がない
今だってさっきの女の人との
キスが頭から離れないし
駿がイギリスに行く理由も気になってしょうがない
なのに駿はこんなにも余裕‥
何でだろう‥
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