★甘い砂糖★sweet sugar



「はい」

と言って封筒を差し出した


俺は柚梨の反応が不安でたまらなかった





「‥‥‥‥グスッ」




‥‥‥‥‥グスッ?

柚梨の方を見ると大粒の涙を流して俺にくっついてきた




「‥‥ヒック‥どうしてこんな大切なこと‥グスッ話してくれなかったの??」


こんな状況でも俺はいちいち柚梨にときめく

んな目で見んなって‥
理性ぶっ飛びそうになるし



「悪かったな‥言える時がなかったんだよ」



俺は優しく柚梨の頭を撫でた


とりあえず俺にはやらなきゃいけねえことがある

明日、日本を発つ理由を聞くということが‥




これ以上、柚梨を不安にはさせたくない




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