★甘い砂糖★sweet sugar
『粋!なんか、近づいてきてる!!桐嶋って人が!!』
「柚梨……支離滅裂だよ。」
そんなことを言っていたら、目の前に桐嶋 駿が立っていた。
「ちょっとコイツ借りるね。」
はい?
今、なんと言った?
気付いたら手を引かれてどこかに連れていかれていた…
………っう。
周りの女子の視線が痛い
女子たちは、目を輝かして桐嶋駿を見ていた
ついた場所は第3校舎の屋上
何であたしなんか連れて来たんだろう……
『あの〜何で、あたしの名前知ってるんですか?』
「あぁ、宇津見に聞いた。」
っあ、そうなんだ。
宇津見ちゃん聞いたのか〜
って何で納得してんの!!
「あのさぁ、下の名前なんていうの?」
下の名前?
『柚………梨。』
「俺は桐嶋 駿!覚えとけよ!!」
覚えとけ!?
強引な人だなぁ〜