毎日いうよ、キミが『好き』ってーーー。(加筆中)

ずっとずっと欲しかった言葉。

顔を離して私の顔を真剣に見つめる如月くん。

あの時の。

『けどーー、キミとは付き合えない』

如月くんの気遣いだって分かっててもこの言葉がどんなに悲しかったか。

ぽろぽろと溢れる涙。

「遅いよバカ」

でもこれは前と違って悲しい涙じゃない。

『好きです』

今こうやって伝えてくれたんだから私も言わなきゃ。

「私も、如月くんのことがずっとずっと大好きです」

だから。今度こそ。

< 308 / 310 >

この作品をシェア

pagetop