イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした~愛の重さはヘビー級?!~
「副社長もそんな柔らかく笑えるんですね。いつもはもっと……」
思わず突いて出た言葉を飲み込む。
「なに?最後まで言って?」
その声は落ち着いてて、穏やかだ。
「いつもは、会社だからですかね?なんか、穏やかには変わり無いんですけど。副社長の立場もあるからか、少し堅い感じで、近寄りがたくて。でも、今日はお休みだしいつもより柔らかくて、優しい感じがします」
そう見たまま、感じたことを伝える。
「確かに、会社ではこの感じは出ないだろうね。今日の僕は副社長ではなくて、塚本玲一個人でいるから。こっちが素かな」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ。僕自身を知ってもらわないといけないでしょう?」
「そういう約束で、今日は出かけてるんですもんね。それなら私もなるべくそうなれるようにしたいですけど、初めてだらけのことなんで……」
「うん、いいんだよ。莉ヶ花はそのままでいて。そして出来たら僕のことも玲一って呼んでください。今は会社じゃないですから」
そう言った玲一さんは、少し緊張しているみたい。
顔が少し固くなったから。
「玲一さん……、で良いですか?」
隣の玲一さんを見上げた。
玲一さんもこっちを見ていて、少し頬が赤い。
「名前を呼ばれるって、すごいきます。会社の外では、名前で呼んでくださいね」
とても素敵に微笑まれて、私は胸が一杯になって頷き返すので精一杯だった。
思わず突いて出た言葉を飲み込む。
「なに?最後まで言って?」
その声は落ち着いてて、穏やかだ。
「いつもは、会社だからですかね?なんか、穏やかには変わり無いんですけど。副社長の立場もあるからか、少し堅い感じで、近寄りがたくて。でも、今日はお休みだしいつもより柔らかくて、優しい感じがします」
そう見たまま、感じたことを伝える。
「確かに、会社ではこの感じは出ないだろうね。今日の僕は副社長ではなくて、塚本玲一個人でいるから。こっちが素かな」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ。僕自身を知ってもらわないといけないでしょう?」
「そういう約束で、今日は出かけてるんですもんね。それなら私もなるべくそうなれるようにしたいですけど、初めてだらけのことなんで……」
「うん、いいんだよ。莉ヶ花はそのままでいて。そして出来たら僕のことも玲一って呼んでください。今は会社じゃないですから」
そう言った玲一さんは、少し緊張しているみたい。
顔が少し固くなったから。
「玲一さん……、で良いですか?」
隣の玲一さんを見上げた。
玲一さんもこっちを見ていて、少し頬が赤い。
「名前を呼ばれるって、すごいきます。会社の外では、名前で呼んでくださいね」
とても素敵に微笑まれて、私は胸が一杯になって頷き返すので精一杯だった。