イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした~愛の重さはヘビー級?!~
そんなこんなで、玲一さんの行動は日に日に増していき、それに伴い女子社員達の嫌がらせは小さなことはあれど、減ったきていた。
なにしろ、明らかに好意を表し、アピールしているのは副社長本人なのだから。
だから、私はすっかり油断していたのだ。
珍しく、総務で夏風邪により人員が足りず会議室の準備を手伝ってほしいとのことで、私は三階上にある大会議室に階段で向かっていた。
上りきって、手に抱えていた会議資料を持ち直そうと手元を見ていたところに、その階の階段から室内へのドアが開いたので避けようとしたらそこからグッと手が延びてきた。
気づいたときにはドンっと押されて、私は今登ってきた階段に背を向けて落ちていった。
「身の程知らずのあなたが悪いのよ」
そんな言葉を聞いたが、姿は後ろしか見えなかった。
そうして、私は『ゴッツ!カーン』という音を響かせて落ちた。
痛い、背中と肩を打ち付けて、あまりの痛みに声もでない。
頭も少し打ったのか、その後私の意識はブラックアウトした。
「莉々花!?誰か!救急車呼んで!」
私を発見した有希子の声は私には届かなかった。
なにしろ、明らかに好意を表し、アピールしているのは副社長本人なのだから。
だから、私はすっかり油断していたのだ。
珍しく、総務で夏風邪により人員が足りず会議室の準備を手伝ってほしいとのことで、私は三階上にある大会議室に階段で向かっていた。
上りきって、手に抱えていた会議資料を持ち直そうと手元を見ていたところに、その階の階段から室内へのドアが開いたので避けようとしたらそこからグッと手が延びてきた。
気づいたときにはドンっと押されて、私は今登ってきた階段に背を向けて落ちていった。
「身の程知らずのあなたが悪いのよ」
そんな言葉を聞いたが、姿は後ろしか見えなかった。
そうして、私は『ゴッツ!カーン』という音を響かせて落ちた。
痛い、背中と肩を打ち付けて、あまりの痛みに声もでない。
頭も少し打ったのか、その後私の意識はブラックアウトした。
「莉々花!?誰か!救急車呼んで!」
私を発見した有希子の声は私には届かなかった。