イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした~愛の重さはヘビー級?!~
そうして、やっと有坂さんが許してくれたのをスケジュールから見てとった僕はすぐに行動に移した。
接待への移動時間が、受付の上がり時間に被せてあったのだ。
しかも、すこし時間にゆとりを持たせたスケジュールだったからだ。
僕は従業員の退社ゲートで少し待った。
「毎度見てきて思うが、お前の恋愛とその相手に向ける気持ちの大きさにはビックリするよ?」
今が隙間時間だからか、話が友人としてだからか。
口調は砕けている。
坪内とは高校からの腐れ縁である。
「お前も似たり寄ったりの癖に、うるさいよ」
「だからこそだよ。俺は俺を受け入れてくれる最愛の人と巡り会えたからね?お前も今回の相手がそうなると良いなと思ってるんだよ」
「じゃあ、有坂どうにかしろよ?」
「お世話になるから難しいな。まあ、出来る範囲で」
そんな話をしていると彼女が私服に着替えて、退社ゲートをくぐってきた。
僕を見て、軽く頭を下げて『お疲れさまです』と通りすぎていく。
思わず腕を取り引き留めて声をかける。
「受付の清水さんですよね?」
「はい、そうですが。なにか?」
訝しげな彼女に、僕はこう言った。
「清水さん、僕は貴方に一目惚れしました。僕とお付き合いしてくれませんか?」
そこから戸惑う彼女に強引に電話の約束を取り付けた。
接待への移動時間が、受付の上がり時間に被せてあったのだ。
しかも、すこし時間にゆとりを持たせたスケジュールだったからだ。
僕は従業員の退社ゲートで少し待った。
「毎度見てきて思うが、お前の恋愛とその相手に向ける気持ちの大きさにはビックリするよ?」
今が隙間時間だからか、話が友人としてだからか。
口調は砕けている。
坪内とは高校からの腐れ縁である。
「お前も似たり寄ったりの癖に、うるさいよ」
「だからこそだよ。俺は俺を受け入れてくれる最愛の人と巡り会えたからね?お前も今回の相手がそうなると良いなと思ってるんだよ」
「じゃあ、有坂どうにかしろよ?」
「お世話になるから難しいな。まあ、出来る範囲で」
そんな話をしていると彼女が私服に着替えて、退社ゲートをくぐってきた。
僕を見て、軽く頭を下げて『お疲れさまです』と通りすぎていく。
思わず腕を取り引き留めて声をかける。
「受付の清水さんですよね?」
「はい、そうですが。なにか?」
訝しげな彼女に、僕はこう言った。
「清水さん、僕は貴方に一目惚れしました。僕とお付き合いしてくれませんか?」
そこから戸惑う彼女に強引に電話の約束を取り付けた。