イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした～愛の重さはヘビー級？！～
愛の重さと幸福感はイコール？
ご飯も作れたし、動いていても痛みが楽になったので私は休みを切り上げて、金曜日に出社した。

「志帆さん、おはようございます」

そう声を掛けると、驚いて私を見る志帆さん。

「莉ヶ花ちゃん！体は大丈夫なの？今週いっぱいお休みって言ってたのに」

そう言われて

「ゆっくり休ませもらったおかげで、大分楽になりましたから。今日からまたよろしくお願いします」

「えぇ、莉ヶ花ちゃんが戻ってきてくれて嬉しいわ！早速今日はランチしましょうね？色々話も聞きたいし」

ニコッと微笑んで言われたことに

「はい、私も聞いてほしいことがあるので」
「分かったわ。さ、久々に仕事しましょうか？」

そうして、数日振りに私は仕事に復帰した。
大変だけれど、やりがいのある仕事。
戻ってこられたのも、玲一さんの看病や気遣いのおかげだ。

玲一さんを思うと自然と笑みが浮かび、復帰早々また何やら噂になったようだが私はその辺りにも鈍感なので気づかなかった。

仕事を終えて帰る時に、また騒々しくなるのだけれど。
仕事に集中していた私は、そんな事になるとは気付いていなかった。
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