イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした～愛の重さはヘビー級？！～

ランチタイム、社食に行くと今日は私達よりも先に有希子が居て

「こっち！こっち！」

と呼ばれて行く。

今日は私も社食ランチなので、うどんを志帆さんに頼んだ。
有希子と待ってると、何と志帆さんの彼氏の柏木さんまでやって来て目が点になる。

「志帆さん、約束してたんですか？」

そう、聞くと

「清水さん、違うよ。お昼までに駆け抜けてきた噂を聞いて、俺と有坂さんは来たんだよ」

駆け抜けてきた噂とは、何のこと？

私の疑問は顔に出ていたようで

「ホントに、噂通り顔に感情が出てるね！こんなに表情が出てたらそれは噂になるな」

私を見て、一人納得している柏木さん。

「それで、周一郎はどんな噂聞いてきたの？」

「受付の社内一のクールビューティが、クールが抜けて可愛さ全開って」
「うちには、とうとうクールビューティに革命が起きた！俺達の女神は天使になった！だったわ」

柏木さんと有希子の発言に何のことか分からず首をかしげてしまう。

「あ、この噂は全部莉々花ちゃんの事だからね？」

志帆さんに突っ込まれて、うどんを飲み込むのに失敗して噎せてしまった。

「ほら、莉々花。水飲んで」

水を飲んでどうにか落ち着く。

「何で私がクールビューティ？！そんなの聞いたことないのに！」

それに３人が軽くため息をついて、代表して有希子が言った。

「莉々花、あんたは入社当初から美人で有名だったの！」