イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした～愛の重さはヘビー級？！～

玲一さんも仕事をしてる。
むしろ、玲一さんの方が仕事量も多いはずなのに。

こんなに完璧にされると私は相当頑張らないとダメな気がする。

ハイスペック男子のお嫁さんってみんなどうしてるの？
これ、すっごい頑張らなきゃ立つ瀬ない感じだよ？

先を考えて少し気分が凹む。

「莉々花、何となく考えてることが分かりますよ？」
「え？そんなに顔に出てますか？！」


「莉々花はリラックスしてる時は、考えてる事がよく顔に出ますよ？僕と一緒の時にそうなってきているのは、結構嬉しくて堪らないです」

私の顔を嬉しそうに眺めながら言われると、私も何とも言えず、顔が熱くなる。

「莉々花は結婚しても仕事したいですか？」
「そうですね。子どもが出来るまでは、続けたいかなと思います」
「それなら、家事は出来る方が出来る時にするという形がいいと思いますよ」

そう言われる。

「でも、玲一さんは沢山お仕事なさってます。私は部署的にも定時で退勤できますし……」
「莉々花がそうなら、僕も効率を上げて仕事をして、接待は専務や常務にもお願いして早く帰れるようにします」

まさかの返事に目を見開いて驚いてしまう。

「それは大丈夫なんですか？」
「今からそうしておけば、子どもが出来た時とか動きやすくなるでしょう？」