フォンダンショコラみたいな恋(短編)
そんな誠とクラスの隅にひっそりといる私が仲良くなるはずもなかったのだが
「よぉ、よろしく!……えっとぉ…はすしろさん?」
席替えで隣になった。
それも初っ端から苗字を間違えられた。
「れんじょうです。よろしく。」
「れんじょうか!悪い悪い。かっこいい苗字だな!」
「普通。」
初対面の人にここまで馴れ馴れしくなれるのかと
私は呆れていたし、少し驚いてもいた。
でも…もうこの時点で
私も彼に惹かれる一人になってしまっていた。
「よぉ、よろしく!……えっとぉ…はすしろさん?」
席替えで隣になった。
それも初っ端から苗字を間違えられた。
「れんじょうです。よろしく。」
「れんじょうか!悪い悪い。かっこいい苗字だな!」
「普通。」
初対面の人にここまで馴れ馴れしくなれるのかと
私は呆れていたし、少し驚いてもいた。
でも…もうこの時点で
私も彼に惹かれる一人になってしまっていた。