キライ、じゃないよ。
「……歪んでる」
「初恋拗らせ女に言われたくない」
ピシャリと放つ互いの言葉に苦笑して、何故か缶ビールを打ち合わせた。
「はぁ、でも樫は私がこんな風に樫のことを未だに思ってるなんて、思いもしないんだろうなぁ……」
「護がもっとアピールすればいいだけでしょ。傷付くのが怖いからって、好きな男にまで壁作ってどうすんのって話」
「壁……かぁ」
「樫じゃあ護の周りの壁を壊すことも、超えてくることも、難しそうだなって」
「私の理想はマッチョじゃないし……」
「肉体的な意味なら、八田にこそ軍配があがるわね」
「……だから、マッチョは好みじゃない」
2人とも酔っているせいか、既に話している内容が滅茶苦茶だった。
取り敢えずは八田くんへ今週末の約束をして、あとは夜更けまで女2人で楽しく飲んで過ごした。
翌日は2人揃って二日酔いで、朝から会話する気力もなかった。
「初恋拗らせ女に言われたくない」
ピシャリと放つ互いの言葉に苦笑して、何故か缶ビールを打ち合わせた。
「はぁ、でも樫は私がこんな風に樫のことを未だに思ってるなんて、思いもしないんだろうなぁ……」
「護がもっとアピールすればいいだけでしょ。傷付くのが怖いからって、好きな男にまで壁作ってどうすんのって話」
「壁……かぁ」
「樫じゃあ護の周りの壁を壊すことも、超えてくることも、難しそうだなって」
「私の理想はマッチョじゃないし……」
「肉体的な意味なら、八田にこそ軍配があがるわね」
「……だから、マッチョは好みじゃない」
2人とも酔っているせいか、既に話している内容が滅茶苦茶だった。
取り敢えずは八田くんへ今週末の約束をして、あとは夜更けまで女2人で楽しく飲んで過ごした。
翌日は2人揃って二日酔いで、朝から会話する気力もなかった。