好きって言ってもいいですか?

お昼休みに、
「ねぇ、執事さんとはどうなったの?」
って聞いてみた。

「あのねー、実は…」

なんと、
執事さんは実は麗奈のお父様公認の、麗奈の婚約者だったらしい。

何その展開!
マンガみたい!


「それで?今はどんな感じなの?」

「もう公認で、婚約者だから、なんでもありだよね」

幸せそうに笑う麗奈。
口元を抑えた時に、左手の薬指には指輪がついていた。

< 121 / 169 >

この作品をシェア

pagetop