好きって言ってもいいですか?

『急すぎます!』

それだけ送るとすぐに返事が返ってきた。
ほんとにこの人仕事してるのかな?

『いいの。俺がしたいの。なっ?』

なっ?じゃないわよ!
勝手なんだから!


授業がすべて終わり、帰り準備をしているともう準備を終わらせた麗奈が私のところに来た。

「ねぇ、今日授業中にやり取りしてなかったぁ?ラブラブねぇ。付き合っちゃえばいいのに!」

「バカ言わないでよ。今週末とか急に言われたのよ!服ないっつの!」

「あら?服の心配するなんて、意外と行く気満々なんじゃんー」

にやにやしながら人差し指で私の腕をツンツンする。
べ、別に行く気満々なわけじゃ…。
ただ、朝のことは悪いと思ってるから、それのお詫びをするだけ、そう、ただそれだけなんだから。

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