好きって言ってもいいですか?
部屋に戻ると、私は携帯を見た。
『おーありがと。亜子もお疲れ。どした?甘えんぼだな』
きっと、今そばにいたら、夏目さんは私の頭を撫でたんだろうな、と思いながら返事を書く。
『伝えたいことがあるので、…今週の土曜日、会えませんか?』
送信。
…い、意味深だったかな。
悪い方にうけとられないといいけど…。
すぐに返事がきた。
『…わかった』
ん?
この感じからすると、多分勘違いしてるよね?!
やばいどうしよう誤解解かなきゃ!
あたふたしていると、またメッセージがきた。
『でも、別れ話とかだったら、俺別れないよ』
あぁやっぱり!!
私はすぐさま返事を書く。
『ち、違いますよ!別れたくなんてないです!違うんですよ!』