好きって言ってもいいですか?

カフェを出て、車に乗ってある場所へ。

「…え、ここ、高そうなんですけど?」

着いた先はジュエリーショップ。

「大丈夫。思ったほど高いとこじゃないし」

行こう、と私の手をさりげなく握って引っ張る夏目さん。
中に入るとショーケースの中にキラキラしたものがいっぱい。

ほら!やっぱりここ絶対高いじゃん!

おどおどしながら夏目さんの顔と店を見比べていると、男の店員さんが一人来た。

「おう、悠斗」

…知り合いなのかな?

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