好きって言ってもいいですか?
「え、と…」
私は、昨日の家の前での出来事をまた思い出してしまい、顔が赤くなるのがわかった。
「え、なにその反応。まさか?ほんとに襲われた?!」
興奮気味に聞いてくる麗奈を止める。
「なわけないでしょう!変な事言わないでよ。ぎゅってされたの…」
両頬を手で抑えながらカミングアウト。
そんな私を見て麗奈が、んもぅ可愛い!と言って抱きついてきた。
「ぎゅってされたのは、どこ?」
…そこまで聞くんですか、麗奈さん。
「…い、家の前。送ってきてくれた時だったの!」
今度は麗奈が両頬を手で抑えた。
ていうか、悶絶してる??
「最高」
そう言って、ノートに何かしらスラスラと書き始めていった。