からふる。~第1話~
まさか私まで被害を被るとは思っていなかった。


父は就職出来て私は無理なの?


やっぱり学歴?


大学の付属高校中退はまずいのか...。


ならこの先どうやって生きていけば良いの?


途方に暮れ、とぼとぼと歩き続けた。


夕日が照らしていて眩しい。


私は目を細めた。


こんなに眩しい夕日は久しぶりだった。


だけど今はその夕日が痛い。


眩しく輝くほどに私の影も深く黒くなる気がする。


はぁ...。


私このまま死ぬのかな?


そんなの嫌だよ。


唇を噛み、突進して行った...その時だった。



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