総長様の復讐
「やぁ、お兄ちゃんダメ!!」




俺は妹をベッドに押し倒してキスをする。



ずっと触れたかった凛の唇に、触れている。



「凛が好きだ。


誰にも渡したくない‼」



柔らかな白い肌に吸い付き赤い印を散らしてゆく。



「あっ、お兄ちゃんダメ!!」



「凛!!!!」



ーーーーーーバシッ!!!!




「おい、人の女で変な妄想してんじゃねーよ」



痛みに顔を歪める俺の頭に、樋村の鉄拳が当たる。



そこで気づくーーーああ、なんだ夢か。



一瞬マジかと思ったし。


頭を撫でながらフトッ、気づくと鬼の様な顔をした樋村 頼がいた。



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