総長様の復讐

こいつに触るな!!

「触るな」



俺の威圧した声が響く。


付け加えた殺気に緩むアイツら。


平然としてみる仲間達。



怯えた顔をした愛沢がいた。


瞳が潤んでる。



そんなアイツを優しく見て、奴等をキッ、と睨み付けた。



「コイツらまさか、光龍じゃねーの?」


「まさか、お前ーー樋村 頼?」


その問いにニヤリ、と笑う俺。


「ひっ、すいませんでした!!」


「早く逃げれ!!ッッ、離せよ!」


コイツだけは許さねー。

愛沢に触れたコイツだけは。


ギリッ、と腕を、きつく握る。


「いてぇー、いてぇー、離せよ‼」


コイツだけは、絶対に許さねー。



だけど、、俺の腕を押さえたのは隼人だった。






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