総長様の復讐
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「それでーーー?」



修のいつもより、低い声が部屋に響いた。



「わりい、凛ちゃんを囚われた。


海龍の倉庫に来い、と言われた」





「………………」



やけに、頼が何も言わない。

それが怖い。



「お前、海龍って強姦、窃盗なんでもやりますの族じゃねーかよ。


頼、黙ってねーで、なんとか言えよ」



チラリ、と見ると頼は呑気にお茶を飲んでいる。


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