総長様の復讐
泣きそうな、歪んだ顔。


そんな顔、させたいわけじゃない。


「なんで、わかった?


あーあ、バレちゃった。残念。


だけどさぁ、この子超タイプ。


総長の妹だけあって、美人。なあ、俺のにならない?」


さっきの焦りはどこへやら。


反省の色のない金髪くんを、お兄ちゃんは睨んだ。


軽蔑する様な眼差しで、見るお兄ちゃんを私は、初めて知った。


お兄ちゃんーーーー



< 70 / 146 >

この作品をシェア

pagetop