総長様の復讐
職員室に先に向かった俺は、職員室前にたむろしている不良に目が行く。

なんだ、コイツらも転校生か?


ふとっ、見ると視線が絡む。


「お前ら、なんでーー」



「あっ」



「凛ちゃんのお兄さんだ。

こんにちわ」


「こんにちわ」


性格が出るな、コイツら。


隼人以外は、嫌悪感を抱いた顔しやがって。


「なあ、凛は渡さねーよ」



俺の言葉に思考が停止した三人。


「あっ、いたいた。


教室に行きますよ」


俺は、二年の教室に向かう……


だけどーーー



やっぱり三人が気になって気になって仕方ない。



< 85 / 146 >

この作品をシェア

pagetop