ご縁婚〜クールな旦那さまに愛されてます〜
「初音は俺のものになるっていうのに、いつまでも執着してて、まるで恋人みたいなやり取りをしているなんて、たとえ兄だとしても嫌だった。大和から電話をもらって、いてもたってもいられなかったよ」
それを聞いて、ふと思い出す。
大和さん、『ケツ叩いてやらねーとダメか』とか言っていたっけ。ひょっとすると、朝羽さんを煽ろうとして、私としろちゃんのことをわざと怪しげに伝えたのかな?
合点がいくと同時に、嫉妬したのだという彼の本心を打ち明けられて、ますます期待が高まる。
「いつの間にか、初音がそばにいるだけで幸せだって思うようになってた。笑ってる顔を見るだけで嬉しかったり、少し会えないだけで寂しくて、心配になったり……こんなに感情を揺さぶられたことはない」
飾らない言葉の数々にも、目を逸らしてわずかに照れているような彼の表情にも、胸が高鳴って仕方ない。
無愛想で、何事にも動じない朝羽さんが、私のことで一喜一憂しているの? そう考えるだけで、きゅうん、としてしまう……!
歩いている感覚もないくらいドキドキしていると、彼は足を止め、身体を向き合わせる。そして、熱を帯びた眼差しで私を射抜く。
「やっと確信した。俺は、あなたが好きだ」
それを聞いて、ふと思い出す。
大和さん、『ケツ叩いてやらねーとダメか』とか言っていたっけ。ひょっとすると、朝羽さんを煽ろうとして、私としろちゃんのことをわざと怪しげに伝えたのかな?
合点がいくと同時に、嫉妬したのだという彼の本心を打ち明けられて、ますます期待が高まる。
「いつの間にか、初音がそばにいるだけで幸せだって思うようになってた。笑ってる顔を見るだけで嬉しかったり、少し会えないだけで寂しくて、心配になったり……こんなに感情を揺さぶられたことはない」
飾らない言葉の数々にも、目を逸らしてわずかに照れているような彼の表情にも、胸が高鳴って仕方ない。
無愛想で、何事にも動じない朝羽さんが、私のことで一喜一憂しているの? そう考えるだけで、きゅうん、としてしまう……!
歩いている感覚もないくらいドキドキしていると、彼は足を止め、身体を向き合わせる。そして、熱を帯びた眼差しで私を射抜く。
「やっと確信した。俺は、あなたが好きだ」