ご縁婚〜クールな旦那さまに愛されてます〜
──迷いなく告白され、私の中でなにかが一気に溢れる感覚がした。
それは喜びか、幸せか、ひとことでは言い表せない。ただただ胸がいっぱいで、私の口からは震える声がこぼれる。
「……し、信じられません」
「え」
「朝羽さんも、私と同じ気持ちになってくれたなんて、本当に夢みたいで……」
一瞬真顔で固まった朝羽さんは、無意識に口元に手を当てる私の呟きで、安堵したようにふっと表情をほころばせた。
少ないものの人通りがある歩道の真ん中で、朝羽さんは人目をはばからずに私の身体を抱き寄せる。
「信じて。これから、人生を懸けてあなたを愛すから」
とびきり甘く、真剣な声で囁かれ、私は腰が砕けそうになりながらコクコクと頷いた。
これは夢でも妄想でもないのだと確かめるように、しっかりと彼の背中に腕を回して抱きしめ合う。
朝羽さんが、こんなに情熱を秘めた人だったなんて。想いが通じ合うというのが、どれだけ素敵で奇跡のようなことなのかも、彼と出逢わなければ知らないままだった。
これから、たくさんの“初めて”をふたりで共有していきたい。
そしてこれが、私たちの最初で最後の恋になるようにと、切に願った。
それは喜びか、幸せか、ひとことでは言い表せない。ただただ胸がいっぱいで、私の口からは震える声がこぼれる。
「……し、信じられません」
「え」
「朝羽さんも、私と同じ気持ちになってくれたなんて、本当に夢みたいで……」
一瞬真顔で固まった朝羽さんは、無意識に口元に手を当てる私の呟きで、安堵したようにふっと表情をほころばせた。
少ないものの人通りがある歩道の真ん中で、朝羽さんは人目をはばからずに私の身体を抱き寄せる。
「信じて。これから、人生を懸けてあなたを愛すから」
とびきり甘く、真剣な声で囁かれ、私は腰が砕けそうになりながらコクコクと頷いた。
これは夢でも妄想でもないのだと確かめるように、しっかりと彼の背中に腕を回して抱きしめ合う。
朝羽さんが、こんなに情熱を秘めた人だったなんて。想いが通じ合うというのが、どれだけ素敵で奇跡のようなことなのかも、彼と出逢わなければ知らないままだった。
これから、たくさんの“初めて”をふたりで共有していきたい。
そしてこれが、私たちの最初で最後の恋になるようにと、切に願った。