ご縁婚〜クールな旦那さまに愛されてます〜
酔うとさらにマイペースになる自分に呆れながらもくっついていると、しばらくして頭の上からこんな言葉が降ってくる。
「初音は、すぐにでも子供が欲しいんだったな」
突然核心を突かれ、ドキリとして閉じていた目をぱっと開く。
これは、いい流れになるのでは……!?と、予感したのはつかの間だった。
「悪いが、その目標は先延ばしにしてもいいか?」
……私の期待は、呆気なく打ち砕かれた。
先延ばしにするということは、今は私と子作りをする気がないということ。はっきり宣言されてしまったのだ。
その瞬間、昼間大石さんが話していた、政略結婚をしたセックスレス夫婦のドラマの内容が脳裏に過ぎる。
『君に魅力を感じない』
旦那さんはそう言っていたんだっけ。まさか、朝羽さんも私に対してそう感じているんじゃ……。
キスはできても、それ以上のことをしたくなるほどの気持ちは湧かないのかもしれない。
スッと身体を離した私は、不思議そうにする彼に、俯き気味でたどたどしく言う。
「やっぱり私、女としての魅力に欠けるんですかね……?」
「え」
若干戸惑いを露わにした声が短く聞こえた。
「初音は、すぐにでも子供が欲しいんだったな」
突然核心を突かれ、ドキリとして閉じていた目をぱっと開く。
これは、いい流れになるのでは……!?と、予感したのはつかの間だった。
「悪いが、その目標は先延ばしにしてもいいか?」
……私の期待は、呆気なく打ち砕かれた。
先延ばしにするということは、今は私と子作りをする気がないということ。はっきり宣言されてしまったのだ。
その瞬間、昼間大石さんが話していた、政略結婚をしたセックスレス夫婦のドラマの内容が脳裏に過ぎる。
『君に魅力を感じない』
旦那さんはそう言っていたんだっけ。まさか、朝羽さんも私に対してそう感じているんじゃ……。
キスはできても、それ以上のことをしたくなるほどの気持ちは湧かないのかもしれない。
スッと身体を離した私は、不思議そうにする彼に、俯き気味でたどたどしく言う。
「やっぱり私、女としての魅力に欠けるんですかね……?」
「え」
若干戸惑いを露わにした声が短く聞こえた。