彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「あーあ!リンリンと、二人っきりがよかったのに。」
(まだ言ってる・・・)
「一刻も早く、MESSIAHを警察に突き出すのが先でしょう?」
「つなぐっちへの嫉妬がパネェんですけど!?まぁ、リンリンと活動できるなら・・・いっか♪」
そう言って笑うと、片手で私を抱き寄せながらちーちゃんは告げる。
「ウェイウェイウェイ!今回は龍星軍封印!俺は元JAGUARとして動くから、リンリンは臨時のJAGUARで動こうね!?」
「え?僕、一般人として動くつもりなんですけど?」
「えー!?JAGUARがイヤ系!?」
「僕、龍星軍一筋なので。」
〔★二人の意見はわかれた★〕
「つれないな~リンリンは?そこが好きなんだけどね~」
「ありがとうございます。そろそろ帰りましょうか?」
「リンリン、超クール~俺の周りにガチでいなかった系~」
「大丈夫です。僕の周りにも、ちーちゃんみたいな人はいませんでしたから。」
「え~♪マジで!?俺達、超気があう系!?」
「そうですよ。さあ、帰りましょう?」
「うん♪」
〔★凛は長政を、上手く操作した★〕
ニコニコしながら、運転を再開するちーちゃん。
やっと車が動き出したことにホッとする。
また成り行きで、面倒ごとに関わる流れになっちゃったけど・・・
(まさか菅原凛がもらったサプリメントが原因で、凛道蓮が動かなければならない事態になるとは・・・!)
MESSIAHに関わるなって瑞希お兄ちゃんと約束したのに、彼の言いなりでいるつもりだったのに・・・・上手くいかないわね。
(このことが瑞希お兄ちゃんにバレた時、どう言いわけするべきか・・・)
嫌われないためにも、誤魔化す理由を考えなくっちゃ・・・・
そのことで頭がいっぱいだったので、隣でしゃべっているちーちゃんの話はほとんど耳に入って来なかった。
〔★いろんなことでいっぱいいっぱいだ★〕
~初代命令で手出し無用!?愛と友情の板挟み!!~完~