彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)



私のカミングアウトに、混乱しながらも丸山さんは確認してくる。



「あれは少年を買ってる変態女じゃなかったのか!?襲われてなかったのか!?」

「未成年を買ってる奴らを追ってる人ではありました。監視のためのカモフラージュでイチャイチャしてました。」

「マジかよぉ!!?お、俺なんてことを・・・!!」

「大丈夫です、丸山さん。僕が、上手く言っておきますから。」

「あ、会わせてくれ!俺はとんでもないことをした!か、彼女に、謝らないと・・・!」

「わかりました。お姉さんに確認して、返事をうかがいますから。」

「頼む・・・!あー・・・マジかよ・・・・!」



がっつり落ち込む姿を見て思う。



そういうことなので、ごめんなさい、ミクお姉さん(瑞希お兄ちゃん)!!

丸山さんのこと、許してあげて下さい!!

私を助けようとしてやったことでした。

結果的に、瑞希お兄ちゃんを濡らしてしまいましたが・・・

水もしたたるお姿、すごくセクシーでステキでした!!

水着でぬれるのと、洋服でぬれるのとではまた違っていて・・・良いもの見せて頂きました♪



〔★凛は喜んでいる★〕



心の中でミクお姉さんに謝っていれば、落ち込んでいた丸山さんが言った。



「とにかく・・・無事だったんなら、それでいい・・・」



丸山さんの声のボリュームが、初めて会話した時に戻る。

小さな声でモゴモゴ話すのを聞いていたら、気の毒になってしまった。



「あの、丸山さん!僕のために、本当にすみませんでした。どうか、あまりご自分を責めないでください・・・!」

「そうだぜ、丸ちゃん!わざとじゃないんだから。」

「坊主が言うように、お前は人助けをしたんだ!」

「タイミングが悪かっただけさ。気にするなよ?」

「やめてくださいよ・・・。」



周りのホームレスさん達もはげますが、丸山さんの声は大きくならない。



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