彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「1皿目は、『ピーマンのライス詰め』よ!」
「え!?ピーマンが好きだったんですか!?」
それも、肉詰めじゃなくて、ライス詰め!?
「意外だよな~伯爵家のお嬢様なのに、大好物がピーマンのライス詰め。家庭的でいいよな~俺もこれ好きなんだ。」
「瑞希お兄ちゃん!?」
「上手いぞ、凛。食ってみろ。」
「そうよ、凛ちゃん!食べてみて!」
好きな人に・・・2人に勧められて食べないはずがない。
身内だけなので、シルキロールをのど仏のあたりまでずらす。
そして、小皿に乗せてフォークで刺してかぶりついた。
「・・・美味しい!トマトとカリカリのベーコンが入ってる!」
「他にも、マッシュルームとズッキーニが入ってるぞ、凛。」
「具だくさんですね!?ご飯の上にかかってるチーズも美味しいけど、ご飯の中のチーズも美味しい!モッツァレラチーズですか、モニカちゃん!?」
「オホホホ!中のチーズは、モッツアレラチーズで正解♪上にかかってるのは、チーズはパルメザンチーズよ。オレガノも入ってるし、バジルもかかってるから香りが良いでしょう?」
「はい!でも・・・どうやって見つけたんですか?プリンセス・ダイアナのレシピ、探すの大変じゃなかったですか?」
仮にも、元イギリス王室の人間。
まさかまた、黒子ファイブのネットワークで・・・・!?
「オホホホホ!ネットでググれば、簡単に出てくるわよ。ほら。」
「あ!?ホントだ!?」
「ダイアナ人気はすごいからね~」
見せてくれたアイポットには、ダイアナの好きな食べ物とその作り方がのっていた。
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