青春の蒼い花
2度目の告白・黒
カリカリ…
文字を書く音だけが聞こえる。
「あ、待って。そこ違う。」
問題を間違える度にたく兄の顔が近くなり、
たく兄の息や体温が伝わってくる。
それだけだドキドキして、集中なんてできない。
「ねえ、蒼衣聞いてる?」
「…え、あ、ごめん。もう1回教えて?」
「仕方ないなー」
お兄ちゃんは教え方が上手で、
わからない問題を聞くと、すぐに解き方を教えてくれる。
でも、やっぱり
たまにするたく兄のあくびや
教えるのに飽きてきたら私のベッドでゴロゴロし始める姿に
意識が持っていかれ、ドキドキしっぱなしで疲れてしまう。
「はあー」
「もう疲れたのか?
一旦休憩にするか。」
まだ数学を20分ほどしかしていないが、合間の休憩を挟んだ。
文字を書く音だけが聞こえる。
「あ、待って。そこ違う。」
問題を間違える度にたく兄の顔が近くなり、
たく兄の息や体温が伝わってくる。
それだけだドキドキして、集中なんてできない。
「ねえ、蒼衣聞いてる?」
「…え、あ、ごめん。もう1回教えて?」
「仕方ないなー」
お兄ちゃんは教え方が上手で、
わからない問題を聞くと、すぐに解き方を教えてくれる。
でも、やっぱり
たまにするたく兄のあくびや
教えるのに飽きてきたら私のベッドでゴロゴロし始める姿に
意識が持っていかれ、ドキドキしっぱなしで疲れてしまう。
「はあー」
「もう疲れたのか?
一旦休憩にするか。」
まだ数学を20分ほどしかしていないが、合間の休憩を挟んだ。