あの夏
2章

出逢い

「なー、そこのお前!1人なの?一緒に遊ぼーぜ!」

1人公園のベンチに座っていた私に話し掛けてきた金髪の男の子 。

「... 、何するの?」

「サッカー!あの二人も一緒に!」

その男の子が指を指した方には、黒髪で背の高い男の人と、声を掛けできた子にそっくりな赤髪の男の子。

金髪と赤髪、少し怖がりながらも1人で詰まらなかった私は 彼に付いて行った 。

「俺の弟がごめんな?」

そう言ったのは黒髪の子。

「サッカー出来んの〜?」

赤髪の男の子はそう言ってボールを私の方へ蹴ってきた。

「少しだけなら..」

兄の影響で少しだけサッカーをしてた私は
そう答えてボールを蹴り返した

「じゃあ、2VS2しよ!」

そうやって、金髪の子が言うとグーパーでチーム決めをした。

私は黒髪の子とチームになった

「俺、奏叶19歳。かなり年上だけど宜しくね?」

そう言って、私より背の高い彼は優しく微笑んで手を差し出してきた。

その手を握り返して、笑いながら私も名前を言った。

「兄貴ばっか!俺も自己紹介する!」

そう言って近付いてきたのは金髪の子

「俺、仁!小6。んで、こっちが双子のにーちゃんの蒼!」

「小6?一緒!私も!」

皆と握手をしたら、試合スタート

3人とも上手くて私はバテバテだった。
最終的に一番上手い奏叶のいる私チームの勝ち。

「稟海やった〜!」

「やった〜 !!」

ハイタッチをして 二人で喜んだ。

初めて会ったと思えないくらい楽しい時間で、 凄く懐かしい 。
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