あの夏
私達はその夏からどこに行くにも何をするにも一緒だったね 。

奏叶は引率みたいだったけど (笑)

そうやって、半年が経って3月になったね。

《稟海、中学どうすんの?》

「んー、行く?と思う?」

《何で、、疑問形 、、 (笑)》

「だって、ここに居るの楽しくて〜」

《親は?心配しないの?》

「しーらない 」

私は、10月から少しだけ遠いこの3人の家にほとんど居候させてもらってた。

私の家は父子家庭で、父は兄が大好きで 。
少し出来の悪い私は何時も何をするにも仲間外れだった 。

だから、自由にしている双子を見て羨ましかったし、家にはいない優しいお母さんが居るのが嬉しかった。

仁も蒼も目上の怖い人と仲が良くて、危ない事に手を出していた。

心配性な奏叶があまり、何も言わないのが私はいつも不思議だった。
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