あの夏
そして、中学に上がって私は家にも帰らずに学校にもあまり行かない日々が続いて 。

『なぁ、今日夜どうする?』

背丈の大きくなった赤髪の蒼は声も低くなって 、 格好良くなっていった。

「んー?遊ぶ!」

私は、2人に影響されて奏叶に迷惑ばっかりかけたね 。

【稟海も遊ぶなら、先輩達呼んで市内行こ!】

「やった!バイク後ろね〜予約!」

『ちゃんと、つかまっとけよ?』

「無免許だもんね〜、死んだらどうしよ!」

【お墓立ててから行く?】

「『さんせー!!(笑)』」

奏叶が居ない時は、3人でふざけ合って
ダメだって分かってるけど調子に乗りたかったんだろうね 。

煙草も吸ったし、薬はダメだよって医大生の奏叶が言うし、流石にそこまではね?
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