エリート弁護士は契約妻への激愛を貫きたい
「じゃあ次は俺の番かな?」
聖さんがそう言って、クスッと笑った。
「聖さん?」
「紗凪、俺が手を引くから目を瞑って着いて来てくれるか?」
「え? あ、はい……」
どこに連れて行かれるのかも何をしようとしているのかもまったく見当がつかない。だけど聖さんに言われたようにそっと目を瞑って聖さんに体を預けゆっくり歩き出した少し後に、
「紗凪、目を開けてくれ」
カチャッとドアが開く音がしたと同時に、耳元で聖さんがそう優しく囁く声がして、その声に導かれるように私はゆっくりと目を開けた。
「……っ⁉︎」
そして目の前に広がるその光景に、思わず息を飲んだ。
聖さんが私を連れて行った場所は聖さんの部屋だった。だけどいつもと違うのはその部屋がデコレーションサプライズに満ちていたこと。
天井には赤いハートのバルーン。足元の床に目をやればそこには真っ赤なバラの花びらとLEDキャンドルで作ったキャンドルロードが。
聖さんがそう言って、クスッと笑った。
「聖さん?」
「紗凪、俺が手を引くから目を瞑って着いて来てくれるか?」
「え? あ、はい……」
どこに連れて行かれるのかも何をしようとしているのかもまったく見当がつかない。だけど聖さんに言われたようにそっと目を瞑って聖さんに体を預けゆっくり歩き出した少し後に、
「紗凪、目を開けてくれ」
カチャッとドアが開く音がしたと同時に、耳元で聖さんがそう優しく囁く声がして、その声に導かれるように私はゆっくりと目を開けた。
「……っ⁉︎」
そして目の前に広がるその光景に、思わず息を飲んだ。
聖さんが私を連れて行った場所は聖さんの部屋だった。だけどいつもと違うのはその部屋がデコレーションサプライズに満ちていたこと。
天井には赤いハートのバルーン。足元の床に目をやればそこには真っ赤なバラの花びらとLEDキャンドルで作ったキャンドルロードが。