エリート弁護士は契約妻への激愛を貫きたい
「聖さん、これは?」
「気に入ってくれたら嬉しいが。開けてみてくれ」
「あ、はい……」
聖さんに促されて、紺色のリボンで上品にラッピングされた長方形のグレーの箱をパカッと開けた。
「うわぁ、綺麗」
中に入っていたのはピンクゴールドの一粒ダイヤのネックレスだった。
「本来なら結婚をすれば、結婚指輪を交換しあうのが一般的だが、俺たちはこの結婚を公にできない手前、互いに指輪をつけることはできないだろう?」
「そうですよね」
この結婚を知ってるのは今のところ互いの家族と凛華と京極さんと影山さん、そして職場のボスだけ。一年後、別れることを考えるとお互いのためにも職場には公にしない方がいいのではないか、ふたりで話し合ってそう決めた。
聖さんがうまい理由をつけて会社のボスにお願いをして、聖さんと私の結婚は職場の人たちには内緒という形になっている。
「気に入ってくれたら嬉しいが。開けてみてくれ」
「あ、はい……」
聖さんに促されて、紺色のリボンで上品にラッピングされた長方形のグレーの箱をパカッと開けた。
「うわぁ、綺麗」
中に入っていたのはピンクゴールドの一粒ダイヤのネックレスだった。
「本来なら結婚をすれば、結婚指輪を交換しあうのが一般的だが、俺たちはこの結婚を公にできない手前、互いに指輪をつけることはできないだろう?」
「そうですよね」
この結婚を知ってるのは今のところ互いの家族と凛華と京極さんと影山さん、そして職場のボスだけ。一年後、別れることを考えるとお互いのためにも職場には公にしない方がいいのではないか、ふたりで話し合ってそう決めた。
聖さんがうまい理由をつけて会社のボスにお願いをして、聖さんと私の結婚は職場の人たちには内緒という形になっている。