綺麗なブルーを描けません
ブルーを壊して
☆
さっきの道を戻りながら、今度は道を覚える。
1つ2つ、曲がるところを覚えるだけだけど。
喋ってる、柚葉さんの腕を捕まえる。
柚葉さんは、チラッとこっちを見て、
「あのさ...その、大事なブレスレット、もらえないかな」
「えっと...」
知ってるのか。
柊くんに聞いたのかな。
あたしは、柚葉さんの腕から手を離して、ブレスレットを取る。
ちょっと前には、一生着けてないといけない危機に直面してたのに。
「...何か...いいの?オレ、そう言ってみろって、柊にそそのかされただけなんだけど。...大事なんじゃないの?」
「...聞いたんじゃ、ないんですね」
「...気になるなあ」
「これ、2連だったんですけど、友達と分けて持ってるんです。あたしは、柚葉さんに相手にしてもらえなくても、これを見て、独りを頑張るって。その友達と約束してるんです。…あんまり詳しくは、説明したくないんだけど…」
「柊は、知ってるの?」
「うん」
「オレには、言えないんだ」
さっきの道を戻りながら、今度は道を覚える。
1つ2つ、曲がるところを覚えるだけだけど。
喋ってる、柚葉さんの腕を捕まえる。
柚葉さんは、チラッとこっちを見て、
「あのさ...その、大事なブレスレット、もらえないかな」
「えっと...」
知ってるのか。
柊くんに聞いたのかな。
あたしは、柚葉さんの腕から手を離して、ブレスレットを取る。
ちょっと前には、一生着けてないといけない危機に直面してたのに。
「...何か...いいの?オレ、そう言ってみろって、柊にそそのかされただけなんだけど。...大事なんじゃないの?」
「...聞いたんじゃ、ないんですね」
「...気になるなあ」
「これ、2連だったんですけど、友達と分けて持ってるんです。あたしは、柚葉さんに相手にしてもらえなくても、これを見て、独りを頑張るって。その友達と約束してるんです。…あんまり詳しくは、説明したくないんだけど…」
「柊は、知ってるの?」
「うん」
「オレには、言えないんだ」