綺麗なブルーを描けません
柚葉さんを覗き見る。

気付かれて、首を傾げられる。

そういう仕草が、とっても可愛いヒトで、

本当に、いいのかな。

凄く不安になって、でも、揺れたブレスレットが手首に当たって。

…いいんだな、あたしがこういう気分になれてても。

自分に言い聞かせた。

そうすると、呼吸する空気すら、神聖で、見える景色もキラキラして見えた。




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