綺麗なブルーを描けません
「…意外に、繊細だったんだ…嘘です。繊細なのは分かってたけど、もっと、図太いヒトかと思ってた」
「…江間さんは、繊細だけど、図太いよね。…頼もしい。だから、面白かったのかも。…実は、いろいろ見習わせて
もらってた。あと、見習うとこは」
自分もおにぎりの包装をべりっと破って、隣にどさっと身を落とす。
「一途なとこ。…っていうか、気に入ったヒトを、ものすごい根性で追い回せるところ」
「何それ。あたし、ストーカーみたいじゃん」
「相手の受け取り方次第ではストーカーだね」
あたしは黙ってしまった。
言葉に困ったし、おにぎりが美味しかったし。
「柚葉さんでよかったね。オレだったら、引くなあ」
「大丈夫。柊くんは追い掛け回さない」
「うん。知ってる」
「…江間さんは、繊細だけど、図太いよね。…頼もしい。だから、面白かったのかも。…実は、いろいろ見習わせて
もらってた。あと、見習うとこは」
自分もおにぎりの包装をべりっと破って、隣にどさっと身を落とす。
「一途なとこ。…っていうか、気に入ったヒトを、ものすごい根性で追い回せるところ」
「何それ。あたし、ストーカーみたいじゃん」
「相手の受け取り方次第ではストーカーだね」
あたしは黙ってしまった。
言葉に困ったし、おにぎりが美味しかったし。
「柚葉さんでよかったね。オレだったら、引くなあ」
「大丈夫。柊くんは追い掛け回さない」
「うん。知ってる」