綺麗なブルーを描けません
ちょっとまって、あたしが何が何でもおうちまで送り届けなかったせいで、柊くんちがモメてるのか。
だって、飲んで朝帰りしただけじゃん。
柚葉さんと一緒だったことになってるし、問題ないのに。
でも、
きっと、そんな簡単なことじゃないんだ。
「ねえ、江間さん…これ、行こうよ。江間さんが一緒だったら心強い」
それは、脅しているのかな?
あたしが、勝手に責任を感じた瞬間に、ぴったりとささやきかける。
「…柚葉さんには…とにかく、話してみたら?」