綺麗なブルーを描けません
ニッコリ笑ってる柊くん。

「江間さんには、耐えられないと思うよ。独占欲、無さそうだけど、そうじゃなくて、独りにされてることが、耐えられないでしょう?柚葉さんの行きそうなきらびやかなとこで、放置...」

「絶対、嫌」

「じゃあ、これでよかったのかもよ」

「ううう...」

「また、誰か、ね」

ニコッ。

って、笑われると、やっぱり、カッコいいよなー。と思う。

「ちぇっ。せめて2年前に柊くんの貴重さに気付いていれば」

「...そうだねー」

冗談じゃない。とか、思ってても言わないところが、また、良い。

「もう、奥さんいてもいいから、柊くんに付きまとおうかな」

「だったら、柚葉さんにそうすればいいじゃん」

「...そうか」

「そうだ。この世から、いなくなった訳じゃない。...なんて、柚葉さんの結婚生活を脅かす発言しちゃダメだけど。とばっちりでオレの邪魔されたくないからね」
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