これはきっと恋じゃない。
「夜はみなちゃんと尊弥、二人きりになっちゃうけど
許してね」
「...」
それを聞いて私たちは自然とお互いに顔を見合わせる。
信じられないって顔をしている。
「いや、俺も聞いてないんだけど...」
尊弥の顔にも戸惑いの色が見える。
「だって言ってないもん。
何か問題ある?」
私には優しいけど、おばさんは尊弥には結構強気に出る。
「問題って...
問題しかないだろ」
尊弥も負けじと食い下がる。
「なにが?」
「高校生の男女だぞ」
って尊弥が話し出す。
「普通に考えてまずいだろ」