これはきっと恋じゃない。





「夜はみなちゃんと尊弥、二人きりになっちゃうけど

許してね」




「...」



それを聞いて私たちは自然とお互いに顔を見合わせる。




信じられないって顔をしている。





「いや、俺も聞いてないんだけど...」




尊弥の顔にも戸惑いの色が見える。




「だって言ってないもん。

何か問題ある?」


私には優しいけど、おばさんは尊弥には結構強気に出る。




「問題って...

問題しかないだろ」


尊弥も負けじと食い下がる。




「なにが?」



「高校生の男女だぞ」

って尊弥が話し出す。




「普通に考えてまずいだろ」








< 174 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop