これはきっと恋じゃない。
チラッと視線を上げて、南都の様子を伺う。
見るともうご飯を食べ終わりそうだった。
…結局、会話なしか
「ごちそうさま」
空になった茶碗と皿を受け取って、シンクまで持っていく。
南都は洗い物をしようとしたけど、それを止めて先にお風呂に入らせる。
南都が風呂に入っている間に洗い物をすぐに済ませて、明日の朝のためのおかずを買いに家を出る。
季節は春だけど、まだまだ夜は寒い。
「明日の朝のおかず何にするかなー…」