歪んだ恋の形
現実は理想通りにはならない
春は嫌い
新しい生活が始まるから嫌い
それに新しいクラスになる
全てにおいて私は春が嫌い
「笑夢、おはよう!」
「梨花、おはよう」
佐々木梨花は小学生の時からの親友
バレー部で声がすごい女の子らしい高い声
それに高い位置のポニーテールに綺麗な黒髪
いつもニコニコしてて男子からも女子からも人気者
それに引き換え私、桃井笑夢は女子バスケ部で梨花みたいに声はそんなに高くない
そして茶髪のボブヘアーに笑うと目立つ八重歯
見た目は普通の女子だけど中身がダメなやつ
私は、恥ずかしがり屋で悩み事があってもなかなか親友の梨花にも言えないし、図星をつかれると思ってないことを超毒舌で言ってしまう癖がある
なんとかなおしたいものの、癖というものはなかなかすぐにはなおらない
「私達、同じクラスかな?」
「うーん、どうだろ?
私は梨花と同じクラスじゃないときついよ」
「…このっ!
嬉しい事言ってくれるじゃん!!」
「は、離れてよ
恥ずかしい…」
朝からじゃれ合う私達は、ひらひ舞う桜の木々達に見守られながら、正門に張り出されたクラス発表を走って見に行った
『クラス発表
3-3 佐々木梨花
3-3 桃井笑夢』
「「あっ!!」」
自分達の名前を見つけたのがほぼ同時だった為、2人共声を出して顔を見合わせた
「梨花と一緒だっ!」
「やったあ!
これでまた1年間笑夢と一緒だ!」
「ほんと!
1年間よろしくね」
「こちらこそ」
梨花と一緒のクラスは嬉しい
けど…
現実は理想通りにはいかない
『3-1 神代郁結』
「……」
「さっ、笑夢教室行こ!!」
「…うん」
3年教室は3階
1年と2年は4階
2年間頑張って階段を登ったとつくづく思う
今日からは少し登る段数が少ないと思うとちょっぴり嬉しい
…けどやっぱり郁結と同じクラスがよかったと願望がある
神代郁結
サッカー部でみんなからの人気者
私の性格上話すなんてとてもじゃないけど無理
でも私達は毎日LINEしている
私は郁結のことがスキ
郁結は私の気持ちを知っている
新しい生活が始まるから嫌い
それに新しいクラスになる
全てにおいて私は春が嫌い
「笑夢、おはよう!」
「梨花、おはよう」
佐々木梨花は小学生の時からの親友
バレー部で声がすごい女の子らしい高い声
それに高い位置のポニーテールに綺麗な黒髪
いつもニコニコしてて男子からも女子からも人気者
それに引き換え私、桃井笑夢は女子バスケ部で梨花みたいに声はそんなに高くない
そして茶髪のボブヘアーに笑うと目立つ八重歯
見た目は普通の女子だけど中身がダメなやつ
私は、恥ずかしがり屋で悩み事があってもなかなか親友の梨花にも言えないし、図星をつかれると思ってないことを超毒舌で言ってしまう癖がある
なんとかなおしたいものの、癖というものはなかなかすぐにはなおらない
「私達、同じクラスかな?」
「うーん、どうだろ?
私は梨花と同じクラスじゃないときついよ」
「…このっ!
嬉しい事言ってくれるじゃん!!」
「は、離れてよ
恥ずかしい…」
朝からじゃれ合う私達は、ひらひ舞う桜の木々達に見守られながら、正門に張り出されたクラス発表を走って見に行った
『クラス発表
3-3 佐々木梨花
3-3 桃井笑夢』
「「あっ!!」」
自分達の名前を見つけたのがほぼ同時だった為、2人共声を出して顔を見合わせた
「梨花と一緒だっ!」
「やったあ!
これでまた1年間笑夢と一緒だ!」
「ほんと!
1年間よろしくね」
「こちらこそ」
梨花と一緒のクラスは嬉しい
けど…
現実は理想通りにはいかない
『3-1 神代郁結』
「……」
「さっ、笑夢教室行こ!!」
「…うん」
3年教室は3階
1年と2年は4階
2年間頑張って階段を登ったとつくづく思う
今日からは少し登る段数が少ないと思うとちょっぴり嬉しい
…けどやっぱり郁結と同じクラスがよかったと願望がある
神代郁結
サッカー部でみんなからの人気者
私の性格上話すなんてとてもじゃないけど無理
でも私達は毎日LINEしている
私は郁結のことがスキ
郁結は私の気持ちを知っている
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