亡霊
「はあ、疲れたな」



最近はなんだか眠たい。

眠い目を擦る私ーーいやな気配に、振り返るが私を見てる人は居なかった。



気のせいか、と前を向くとハッ、とする。


黒い髪の女が、ギロリ、と私を睨んでる。



「いやあああ!!!!!!!」





私は、叫んだ。


血塗れで私を睨む、松田ミユキを思い出し泣き叫んだ。

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