亡霊
俺は、莉乃を連れ出した。


放心状態な君を置いてはいけない。



なんて、建前で知りたかった。



アミを殺したのは、、



莉乃じゃないかと。




「莉乃、大丈夫か?」



「歩、私のことが好き?」



「………当たり前だろ、どうした?」



一瞬、ほんの一瞬ーー 好きと言うのを躊躇った。



だって、君が、、




笑っていたからーーー



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