守りたい人【完】(番外編完)
一気に乙女になったたまちゃんを見て、あんぐりと口を開ける。
まさかの展開に、驚きを隠せない。
「一目惚れって、あるんだ……」
「ね~私もびっくり~。でも、美味しそうにパンを食べる姿にキュンときたの~」
「あ、そこ?」
「ちゃんと私話せてたかなぁ。ね、大丈夫だった?」
「いや、うちは朝比奈さんと話してたから。でも、楽しそうな声は聞こえたよ?」
「本当? あ、朝比奈さんも始めて見たけど、静かな人だね」
「まぁ、未だに何考えてるか分からない人だよ。ってか、鍛冶君に一目惚れ……」
「ちょっと私頑張っちゃおうかなぁ~」
「うん、私応援するよ!」
キャッキャと、はしゃぐたまちゃんが可愛くて仕方ない。
真っ赤になった頬を両手で押さえて、身悶えしている。
まぁ、鍛冶君はあんな無茶苦茶な性格だけど、顔は可愛らしい感じのベビーフェイスだし、悪くない。
それに初対面だとは思えないほど、たまちゃんとも打ち解けていたし、久しく恋をしていないたまちゃんの恋だ、応援したい。
「あ~なんか久しぶりにドキドキしたぁ~」
そう言って、胸に手を当てるたまちゃんの姿を微笑みながら見つめる。
それでも、不意に思い出すのは朝比奈さんの横顔。
真っ直ぐに私を見つめる、黒目がちな瞳。
まさかの展開に、驚きを隠せない。
「一目惚れって、あるんだ……」
「ね~私もびっくり~。でも、美味しそうにパンを食べる姿にキュンときたの~」
「あ、そこ?」
「ちゃんと私話せてたかなぁ。ね、大丈夫だった?」
「いや、うちは朝比奈さんと話してたから。でも、楽しそうな声は聞こえたよ?」
「本当? あ、朝比奈さんも始めて見たけど、静かな人だね」
「まぁ、未だに何考えてるか分からない人だよ。ってか、鍛冶君に一目惚れ……」
「ちょっと私頑張っちゃおうかなぁ~」
「うん、私応援するよ!」
キャッキャと、はしゃぐたまちゃんが可愛くて仕方ない。
真っ赤になった頬を両手で押さえて、身悶えしている。
まぁ、鍛冶君はあんな無茶苦茶な性格だけど、顔は可愛らしい感じのベビーフェイスだし、悪くない。
それに初対面だとは思えないほど、たまちゃんとも打ち解けていたし、久しく恋をしていないたまちゃんの恋だ、応援したい。
「あ~なんか久しぶりにドキドキしたぁ~」
そう言って、胸に手を当てるたまちゃんの姿を微笑みながら見つめる。
それでも、不意に思い出すのは朝比奈さんの横顔。
真っ直ぐに私を見つめる、黒目がちな瞳。